小豆

小豆(Red beans)の特徴

取引所:大阪取引所・大阪堂島商品取引所

小豆の消費量140万俵強のうち、北海道と府県産で100万俵強を供給、残る40万俵ほどを中国やカナダから輸入して補っています。つまり、供給量の70%弱が北海道産小豆、不足分を輸入に依存しているわけです。
北海道では春になると小豆の種まきが始まって天候相場がスタートし、9月下旬から10月にかけて収穫が完了するまで、主に天候の良否で相場が動きます。1年を二つに分けますと、11月から4月まで6ヵ月間を需給相場、5月後半の種まきから収穫の終わる10月までを天候相場と呼んでいます。特に、小豆の作柄がほぼ決まる8月上旬まで、値動きが活発になるのが特徴といえます。

「小豆(Red beans)」に関連するマーケット情報

価格変動要因

供給サイド

1.生育は天候次第で変化する

近年の北海道産小豆の収穫量は80万俵前後から100万俵前後で推移しています。主産地は十勝や上川管内で、5月後半から種まきが始まり、6月上旬に発芽期を迎えます。この時期の低温は生育にマイナスとなり、特に地上の気温が4度以下、快晴で無風状態になりますと、“霜害”が発生することもあります。この場合、小豆を播き直すか、他の豆を撒くことが多いようです。7月に向けては生育期で適温適雨が理想で、長いあいだ低温が続きますと不作となる傾向にあります。秋の収穫期は天気が良く涼しさが求められますが、長雨に見舞われると品質悪化を招きます。


2.農水省が年に2度の輸入割当発表

国産小豆の収穫量で不足する分は輸入で補います。農水省がその年の需給を勘案して輸入量を決め、1年に2度にわたって輸入割当を決めます。具体的には上期(4~9月)と、下期(10~3月)に分けて、前者を4月1日、後者を10月1日にそれぞれ農水省から輸入量割当が発表されます。なかでも、上期は北海道産小豆の収穫量にほぼメドがつく時期で、その輸入割当は相場に強いインパクトを与えます。北海道小豆が豊作であれば輸入量は少なく、不作であれば逆に輸入量は増える傾向にあります。


3.中国の小豆オファー高くなる傾向

小豆の輸入先は主に中国、カナダで、そのほか、米国も含まれます。近年は中国で餡(アン)の消費が大幅に伸びているといわれ、日本向けの中国小豆のオファー(売り提示値段)は次第に高くなる傾向にあるようです。

需給サイド

1.需要期は年に2度ある

小豆の年間消費量は140万俵ですが、正月に向けては年間最大の需要期、そして、春はそれに次ぐ需要期となっています。同時に春は北海道産小豆の種まき時期にあり、相場は神経質に動く傾向があります。


2.大手製パン会社の手当動向

近年は大手製パン会社が中国小豆をアンパンなどに多く使用するケースが少なくないようです。実需筋の手当状況が小豆価格を動かす要因にもなります。


3.日本と韓国が競合

小豆を輸入する国は日本だけではなく、韓国も多くを輸入しています。韓国は年に数度の入札を実施して中国からまとまって輸入するため、日本と競合することも多々あるようです。


4.ファンドの売買に注目

小豆は昔から“赤いダイヤ”と呼ばれ、大手投機筋がまとまった建玉を保有するなど話題をまいた商品といえます。近年はファンドの売買が増えており、その動きに左右されることも少なくありません。

主材料の発表予定

供給要因

材料 発表予定 発表機関
小豆輸入枠 4月及び10月1日 農水省
小豆輸入通関実績 毎月下旬 財務省
雑豆輸入通関実績 毎月下旬 財務省
加糖アン輸入通関実績 毎月下旬 財務省
北海道小豆作付け面積 8月20日ごろ 農水省
全国の小豆実収高 翌年の3月中旬 農水省

天候要因

材料 発表予定 発表機関
全道の豆類生育状況 毎月月初、中旬 道農政部
北海道各地区の豆類生育状況 毎月月初、中旬 各支庁
各ほ場豆類生育状況 毎月毎旬 各農業試験場
北海道暖候期(4~9月)予想 3月10日 札幌気象台
北海道1ヶ月予想 毎月10、20、30日 札幌気象台
北海道3ヶ月予想 毎月20日 札幌気象台
北海道各産地の天候、気温 毎日 札幌気象台

需給要因

材料 発表予定 発表機関
全国小豆需給実績 2月ごろ 農水省

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