サーキットブレーカー制度

あらかじめ定めた値幅以上に価格が急激に変動しようとする場合に取引をいったん中断して一定時間経過後に取引を再開することで急激な価格変動を抑止しようとする制度です。英語表記である “Circuit Breaker” から単に「CB」と呼ぶこともあります。


 

静的サーキットブレーカー(SCB)

市場の状況を勘案して取引所が必要であると認める場合には、立会を一時中断し、上場商品ごとに予め定めておいた値幅(サーキットブレーカー幅)を拡大できる制度です。一営業日中に約定する価格を一定の範囲内に制限する側面があり、前述の値幅制限に近い制度と言えます。

この値幅は前営業日の帳入値段を起点にして、上限値段と下限値段を決定します。拡大後の値幅の上限値段と下限値段の起点となるのも前営業日の帳入値段です。

値幅を設定するための起点となる価格は一貫して前日の帳入値段であり、同一営業日内では変化しないため、「静的サーキットブレーカー」と呼ばれます。単にサーキットブレーカーと呼ばれる場合や、英語義表記であるStatic Circuit Breakerの頭文字をとって「SCB」と呼ばれる場合もあります。

動的サーキットブレーカー(DCB)

価格の連続性を維持し、急激な価格変動を防止することを目的として、直近約定値段を基準に所定の値幅外で注文が対当した場合に立会を一時(原則30秒間)中断する制度です。

値幅の上限値段と下限値段を決定する起点となる値段に刻々と変動する直近の約定値段を用いるため値幅も刻々と変動することから動的サーキットブレーカーと呼ばれます。英語表記であるDynamic Circuit Breakerの頭文字をとって「DCB」と呼ばれることもあります。

また、この値幅内で対当した売り注文と買い注文は即時約定することから、「即時約定可能値幅」ともいいます。

銘柄ごとのサーキットブレーカー

SCB、DCBともに銘柄ごとに取引所が定めています。銘柄ごとのSCB、DCBの値幅は(株)東京商品取引所のサイトで確認できます。

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